スーツケースが開かないときの対処法|注意点も解説

スーツケースが開かなくなると、荷物を出し入れできずに困りますよね。しかし、実際にスーツケースはさまざまな理由で開かなくなることがあります。

とくに旅行先でスーツケースが開かないトラブルに見舞われると、焦って鍵を壊してしまうかもしれません。

今回の記事では、スーツケースのロックタイプ別に開かないときの対処法を紹介します。

鍵をこじ開ける際の注意点や開かなくなる原因も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【ロックタイプ別】スーツケースが開かないときの対処法

スーツケースが開かない原因は、ロックの種類や状況によって異なります。

ここでは、スーツケースのタイプ別に、よくあるトラブルと対処法を紹介します。

ジッパータイプ

ジッパータイプのスーツケースは、ジッパーで閉じた後にロック(鍵)をかける仕組みです。

ジッパーの土台となる部分に南京錠をつける方法もありますが、近年ではジッパーの引手部分をロックの溝に差し込んで鍵をかけるのが主流です。

対処法

ジッパータイプのスーツケースは、ボールペンをジッパー部分に差し込むことで、ジッパーが開けられる場合もあります。

最後まで開けられたら鍵をかけている部分ごと噛み合わせれば、再度ジッパーを閉じることが可能です。

しかし、この方法はジッパーの噛み合わせを強引に外すため、ジッパーを傷つけるリスクがあります。

場合によっては噛み合わせが元に戻らなくなるので、緊急時以外にはおすすめできません。

もしジッパーにほこりや引っ掛かりが見えるのであれば、潤滑スプレーを吹きかけたりジッパーの汚れを取り除くことで開く可能性もあります。

ダイヤルロックタイプ

数字の組み合わせでロックを解除するのが、ダイヤルタイプのスーツケースです。

こちらのタイプでは、暗証番号の設定ミスや番号を忘れたことが原因で開かないことが多いです。

対処法

ダイヤル式スーツケースの多くは、初期設定が「000」になっています。番号を変更した覚えがない場合は、まず「000」に合わせてみてください。

それでも開かない場合、誕生日や記念日、よく使う番号などの思い当たる数字を試してみましょう。

もし、どうしても思い出せない場合は、番号を一つずつ試す方法が有効です。

3桁の番号の場合、000から999までの1,000通りを試すことになるので時間はかかりますが、どこかのタイミングで数字が合う可能性があります。

シリンダータイプ

シリンダータイプのスーツケースは、一般的な鍵式ロックを使用しています。金属製のキーを使用し、鍵穴に差し込んでロックを解除します。

こちらのタイプが開かない原因としては、鍵の紛失や故障、サビなどが考えられます。

対処法

もし鍵を紛失してしまった場合は、スーツケースの購入時に付属していた予備の鍵があるか確認し、あればそちらを使いましょう。

サビが原因で鍵が開かない場合は、鍵穴に潤滑剤を少し差し込み、数回まわしてみましょう。

この方法でサビを取り除き、スムーズに開けられる可能性があります。

鍵自体が壊れてしまった場合は、鍵だけの交換ができるかを確認する必要があります。

メーカーや購入した店舗に問い合わせて、修理や鍵の交換が可能かを問い合わせてみましょう。

スーツケースの鍵をこじ開ける際の注意点

スーツケースの鍵が開かないとき、基本的には無理に開けようとするのはNGです。

特にシリンダータイプやダイヤルロックタイプのスーツケースは、鍵部分やロック機構をこじ開けようとすると、壊れて開けられなくなってしまう可能性があります。

鍵を取り扱っているスーツケースのメーカーに問い合わせるのが、もっとも安全で確実です。

メーカーのなかには、鍵の交換やロックのリセットを行うサービスを提供しています。

専門的な知識を持ったメーカーに任せることで、大切なスーツケースを無駄に壊すことなくトラブルを解決できるかもしれません。

また、スーツケースの鍵開けや修理を行っている業者を利用するのも一つの方法です。

旅行中であれば、その土地にある修理店に持っていってみるのも良いかもしれません。

関連記事>>スーツケースの鍵だけを購入することは可能?紛失したらどうすれば良い?

スーツケースが開かない原因

ここまでロックタイプ別のスーツケースの開け方をみてきましたが、スーツケースが開かない原因はさまざまです。

ここでは、スーツケースが開かない主な原因について、どのようなものがあるのかを紹介していきます。

今後、スーツケースが開かなくなるトラブルを避けるためにも、以下の項目に気をつけましょう。

荷物の詰めすぎ

スーツケースが開かない原因の一つに、荷物の詰めすぎがあります。

スーツケースに荷物を詰め込みすぎると内部から外への圧力が高まり、ジッパーやロック部分がしっかりと閉まらなくなることがあります。

また、スーツケースのフレームが変形してしまうことで、ジッパーやロックが動きにくくなる場合もあります。

パッキングの際に「閉まりにくい」と感じたら、荷物を減らすように工夫してみましょう。

温度や湿気による影響

スーツケースが開かない原因として、温度や湿度も関係しています。

特に湿度が高い環境にジッパータイプのスーツケースを長期間置いていると、ジッパー部分に水分がたまってスムーズに動かなくなることがあります。

対処法としては、湿度が高い場所を避けて保管することが大切です。また、寒冷地で保管する際は、急激な温度変化を避けることが重要です。

サビ

スーツケースのサビも、開かない原因の一つです。特に金属部分が多いスーツケースでは、湿気や長期間の使用によってサビが発生することがあります。

サビが発生するとジッパーや鍵が固くなり、開けにくくなることがあります。

特にシリンダータイプのスーツケースや、金属製のパーツが使われている部分はサビが発生しやすいです。

サビがある場合、サビ取り剤を使って軽く掃除をすることで開けられる可能性があります。

また、予防策として、スーツケースを湿気の少ない保管場所を選んだり、湿気取りを置いておくなどが有効です。

まとめ

スーツケースが開かなくなった場合、原因に合わせて適切に対処することが大切です。

もしスーツケースが開かなくて困った場合は、まず原因を絞り込んで最も効果的な方法を試してみましょう。

自力での解決が難しい場合は、メーカーや業者などのプロに依頼するのがおすすめです。

本記事を参考に、開かなくなったスーツケースの原因を特定し、正しい対処法を試してみてください。

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