「スーツケースはそんなに使わないし、安いもので十分」と考える方も多いのではないでしょうか。
確かに価格を抑えたスーツケースでも、見た目や収納力はあまり差がないように感じるかもしれません。
しかし、実際には素材の強度やキャスターの性能、静音性などの細部の作りは異なり、使い勝手や耐久性にも大きく影響します。
本記事では、安価なスーツケースにありがちなトラブルや、後悔しない選び方を解説します。鞄のプロおすすめのスーツケース3選も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
スーツケースは安いので十分?
スーツケースは移動中の衝撃や重さに耐えながら、大切な荷物を守ってくれる存在です。価格の安さだけで選んでしまうと、思わぬトラブルにつながることがあるため注意が必要です。
もちろん、「高いスーツケースなら絶対に壊れない」というわけではありません。
ただ、スーツケースを作る際にかかる”コスト”面から見ると、素材やパーツ、作りなどが価格に反映されるのは仕方がない部分でもあります。
そのため、たとえ使用頻度が少なくても、スーツケースには「いざというときに壊れない安心感」を持ちたいもの。
短期的な価格の安さよりも、耐久性や使いやすさを重視することでコスパの良い買い物になるはずです。
安いスーツケースにありがちなトラブル
ここからは、安いスーツケースにありがちなトラブルを紹介します。
なお、信頼できるメーカーであっても、扱い方や使用環境によっては故障する場合があります。そのため、どの価格帯を選ぶ場合でも、適切な取り扱いを意識しましょう。
どのようなトラブルが発生しやすいのか事前に知っておき、対策方法を検討してみてくださいね。
素材の強度が低く、割れやすい
安価なモデルに使われることの多いABS樹脂は、軽くて扱いやすい反面、衝撃にはあまり強くありません。
そのため、荷物を詰めすぎたり空港で強くぶつけられたりすると、ヒビや割れが起こることもあります。また、表面に傷がつきやすく、見た目の劣化も早い傾向があります。
キャスターやハンドルが壊れやすい
スーツケースのパーツは、価格によって品質に差が出やすい部分です。安いモデルでは、キャスターやハンドルの可動部分が弱く、長く使ううちにガタついたり壊れたりすることがあります。
ノーブランドのスーツケースは修理対応がない製品も多いため、壊れた時に買い替えるしかなくなることも少なくありません。
走行音が大きい
意外と見落とされがちなのが「静音性」です。キャスターの構造や素材が簡易的なものだと、転がすたびにゴロゴロとした騒音が発生し、駅やホテルのロビーなどで目立ってしまうことも。
特に早朝や深夜の移動時は、周囲への配慮も必要になります。旅先でキャスターが必要以上にうるさい場合や、壊れて動かなくなると、移動そのものがストレスに感じてしまうかもしれません。
安いスーツケースがすべて悪いわけではありませんが、このような「見えない部分」の差が使い心地に大きく影響します。
後悔しないスーツケースの選び方
ここでは、購入前に必ずチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。旅行や出張を快適にする一台を選ぶためにも、ぜひ以下のポイントを押さえておきましょう。
サイズと容量を確認する
まずは宿泊日数と荷物量に合ったサイズを選びましょう。目安としては「1泊あたり約10L」で、例えば2泊なら20L、3泊なら30Lが基本の容量となります。
また、飛行機を利用する場合は機内持ち込み可能サイズや、無料預け入れの制限にも注意が必要です。
迷ったときは少し大きめを選ぶとお土産も入れやすく、後悔しにくくなります。
素材と構造の違いをチェックする
スーツケースの素材は主に「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」に分かれます。ハードタイプは衝撃に強く、海外旅行や長距離移動に向いています。
一方でソフトタイプは軽量でポケットも多く、出張や短期旅行に便利です。また、開閉方式にも「ファスナー式」と「フレーム式」があり、軽さ重視ならファスナー式・強度重視ならフレーム式がおすすめです。
キャスターとハンドルの使いやすさをチェック
移動中の快適さを左右するのがキャスターの静音性と操作性です。4輪タイプは方向転換がスムーズな点がメリットで、2輪タイプは悪路でも安定しやすい点が魅力です。
さらに、ハンドルの高さ調整やストッパー機能など、細かな使い勝手も確認しておくと安心です。
アフターサポートに注目する
スーツケースは長く使うほど、キャスターやハンドルなどのパーツが劣化していきます。そのため、購入時には、修理やパーツ交換に対応しているメーカーかどうかを確認しておくことが大切です。
信頼できるメーカーであれば、キャスター交換や鍵の修理などに対応しており、アフターサポート体制が整っています。
価格だけでなく、アフターサポートのような「長く使える安心感」も重視して選ぶと、結果的に満足度の高い買い物になります。
鞄のプロおすすめの静音スーツケース3選
ここからは、走行音が圧倒的に静かなおすすめのスーツケースを3つ紹介します。どれも静音キャスターを搭載しており、使い勝手やデザイン、価格のバランスに優れたモデルです。
気になるスーツケースがあれば、ぜひチェックしてみてください。
【1-250】FREQUENTER LIEVE リエーヴェ4輪キャリー 48cm

機内持ち込み対応サイズで、2〜3泊程度の旅行や出張にぴったりのモデルです。重量はわずか約2.7kgと軽量ながら、丈夫なボディと滑らかな走行を両立しています。
特許取得の静音キャスターを搭載しており、ホテルのロビーや早朝の移動でも気を使わずに走行できます。
爽やかなカラーかつシンプルで洗練されたデザインは男女問わず使いやすく、コンパクトながら機能性を追求した一台です。
【1-252】FREQUENTER LIEVE リエーヴェ4輪キャリー 57cm

こちらは、4〜5泊ほどの旅行や帰省などに適したやや大きめのスーツケースです。48cmモデルと同様、静音性に優れたキャスターを搭載しており、走行音を気にせず快適に移動できるのが特長です。
容量52Lのため収納力があり、内部には荷物のごちゃつきを防ぐ仕切りやクロスベルトを装備。軽さと頑丈さを兼ね備えた設計で、荷物が多い旅行や長距離移動にも安心して使えます。
タイヤが消耗してきたら別売りキットにてご自身での交換が可能なためコストパフォーマンスが高く、初めてスーツケースを購入する方にもおすすめです。
【1-216】FREQUENTER CLAM A ストッパー付4輪キャリー 46cm

機能性の高いこちらのスーツケースは、「静音性の高さ」と「使いやすさ」を兼ね備えた人気モデルです。
背面にワンプッシュで動きを止めるストッパーを搭載しており、電車や坂道などでもスーツケースが動いてしまう心配がありません。軽量ながらも剛性が高く、キャスターの動きも非常に滑らか。
フォーマルにもカジュアルにもマッチするシンプルなデザインで、持つ人を選ばないところも◎
フロントポケットがついているため立てた状態で荷物を取ることができ、空港や駅などの外出先でも必要なアイテムをサッと取り出せます。
まとめ
スーツケースは一見どれも同じように見えますが、「安いから」と価格だけで選ぶと思わぬトラブルにつながることもあります。
長く快適に使いたい方は、素材やパーツの品質、静音性、修理対応など複数のポイントをチェックしておきましょう。
エンドー鞄では、今回紹介したスーツケース以外にも、使い勝手の良い静音スーツケースを販売しています。
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