栃木レザーの注意点とは?やりがちなNGケアと保管時のポイントをプロが解説!

本格的な革製品を楽しみたいと思い、栃木レザーのアイテムを手にしたものの、「扱い方が難しそう」と不安に感じている方もいるかもしれません。

確かに、栃木レザーは一般的な革と比べてデリケートな一面もありますが、事前に知っておけば防げることも多いため、まずは正しい知識を身につけておくことが大切です。

そこで本記事では、栃木レザーを使ううえで知っておきたい注意点、やりがちなNGケアや保管時のポイントを解説します。

栃木レザーがデリケートな理由

栃木レザーがデリケートである大きな理由は、「植物性タンニンなめし」という素材特有の性質にあります。

植物性タンニンなめしは、樹皮などから抽出した天然成分を使って革をなめす製法です。

化学薬品を多く使うなめし方と比べて革本来の表情や風合いを残せる反面、外部環境の影響を受けやすいという特徴があります。

そのため、水分や紫外線、温度、湿度の変化によって、色の変化やシミが出やすくなります。

この特性を理解していないと、「思っていたより扱いが難しい」と感じてしまう原因になってしまうのです。

栃木レザーの最大の注意点

栃木レザーを扱ううえで、もっとも注意したいのが水に濡れることです。

植物性タンニンなめしの栃木レザーは、革の内部までタンニン成分が浸透しており、水分を吸収しやすい性質があります。

そのため、革に水がついてしまうと、その部分だけ革の色が変化してムラのように見えてしまうことがあります。

特に、雨の日に栃木レザーのバッグや小物を使用する場合は、できるだけ直接雨に当たらないよう注意しましょう。

少しの雨で濡れたとしても、放置するとシミの原因になることがあります。

濡れた場合の対処法

万が一、水に濡れてしまった場合でも、慌ててこすったり強く拭いたりするのは避けましょう。

まずは乾いた布やタオルで軽く押さえるようにして、表面についた水分を吸い取ります。その後、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。

直射日光やドライヤーを当てるなど、急激に乾かすと革が硬くなったり、ひび割れの原因になったりするため注意が必要です。

栃木レザーでNGなケア方法

栃木レザーの手入れでよくある失敗の一つに、オイルを塗りすぎてしまうことが挙げられます。

「革製品はこまめにオイルケアをしたほうが良い」と思われがちですが、栃木レザーの場合は、使い始めから頻繁にオイルを塗ると必要以上に油分が加わってしまいます。

オイルを塗りすぎると、

  • 革が柔らかくなりすぎて型崩れする
  • 表面がベタつき、ホコリや汚れを吸着しやすくなる
  • カビの原因になる

などのトラブルにつながりやすくなります。基本的には、乾燥が気になったときに少量のオイルやクリームを薄く塗り込む程度のケアで良いでしょう。

栃木レザーを保管する際のポイント

栃木レザーの革製品を長くきれいに使うためには、保管方法にも気を配りたいところです。

まず避けたいのが、直射日光が当たる場所での保管です。長時間紫外線を浴びると、革が乾燥して退色したり、ひび割れを起こしたりする原因になります。

長期保管の際は不織布の袋などに入れ、風通しの良い場所に置くのがおすすめです。

ビニール袋のように通気性のない素材は、湿気がこもりやすくなるため避けましょう。

また、長期間使わない場合でも、ときどき外の空気にさらして状態を確認することで、湿気によるカビの発生を防ぎやすくなります。

栃木レザーのおすすめアイテム3選

栃木レザーは、使い方やケアのポイントを押さえておけば、誰でも本格的な革の良さを楽しめる素材です。

ここでは、初めて栃木レザーのアイテムを選ぶ方におすすめの、経年変化の魅力が味わえるアイテムを3つ紹介します。

【1-910】 粋 – SUI 栃木レザーキーホルダー 嘉玄

こちらは、ズボンのベルトループやバッグの持ち手に通せるデザインのキーホルダーです。

毎日手に触れるキーホルダーは、栃木レザーの経年変化を気軽に楽しめるアイテムの一つ。

まずは小物から栃木レザーを取り入れてみたい方や、「革を育てる感覚」を手軽に体験してみたい方におすすめです。

【1-145】 財 – TAKARA コンパクト財布 嘉玄

コンパクトながら、しっかりと栃木レザーの存在感を楽しめる二つ折り財布です。

財布もキーホルダーと同様に、毎日手で触る機会が多いことから革がなじみやすく、表情の変化を感じやすいアイテムです。

手の摩擦で熱が加わり、少しずつ世界に一つだけの革へと変化していくため、日常使いの中で少しずつ育てていきたい方におすすめです。

【7-210】 鞣 – JUU 三升レザートート 嘉玄

栃木レザーの魅力を存分に味わいたい方には、存在感のあるトートバッグもおすすめです。

こちらのトートバッグは、肉厚で堅牢な栃木レザーを使用しており、使い込むほどに柔らかさと深みのある風合いへと変化していきます。

水に濡れた場合の対処や保管方法などの基本を守ることで、長く愛用できる一品です。

まとめ

栃木レザーはケア方法に注意が必要な素材ではありますが、基本的なポイントを押さえておけば、過度に神経質になる必要はありません。

本記事で紹介したような革の特性を知って手入れすることで、経年変化を楽しみながら長く愛用できるはずです。

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